ピースボートセンターとうきょうの新スタッフ紹介!
こんにちは!ピースボートセンターとうきょうスタッフの渡辺望美です。
お久しぶりのブログ更新となりましたが、今回はピースボートセンターとうきょうで働くスタッフを紹介します!
今日ご紹介するのはいろんなことに興味津々、パワフルな小林茉優(あだ名:まゆゆ)です。
2016年12月に出発した第93回クルーズに乗船し、先月からスタッフとしてピースボートセンターに勤務しています。
ピースボートセンターでは、ボランティアスタッフの皆さんの相談に乗ったり、これからイベントづくりなどに関わってもらったりする予定です!
今回は、まゆゆがピースボートと出会ったきっかけや、実際に乗船して感じたことをたくさん話してもらいました!
自己紹介
こんにちは!
2022年5月からピースボートセンターとうきょうで勤務をしている小林茉優です。
新潟県新潟市生まれで、大学は函館にある教育大学に通っていました。
ここ数年は、インドやタイでバックパック旅をしたり、森の中で自給自足の暮らしをしたり、車中泊の旅をしながら日本中を周ったり、開業届を出して自分で自然の中で宿をやったりしていました。
岐阜と群馬での宿運営を一旦終えて東京でひと休みしていた時に、ふとしたきっかけからピースボートとのご縁が復活し、個人事業主として様々なお仕事をしながら、ピースボートセンターにて週3から働かせていただくことになりました。
現在26歳で、好きなスポーツはバレーボール(毎月大会にも出ています!)、好きな食べ物はチョコ味のものとたまご料理です!
地球一周のきっかけ
初めての地球一周は、2016年冬出発の第93回クルーズ(南半球周りのコース)でした。
もともと高校が英語科だったので、短期でオーストラリアの高校に通いながらホームステイをしたのがきっかけで海外が好きになりました。
また総合的な学習の時間にJICAの方が講演会に来てくれてアフリカでの活動の話を聞き、貧困や開発、教育支援に興味を持つようになりました。
もともと教師を目指していたので教員免許がとれて、かつ国際協力を本格的に学べる大学を日本中で探して見つけた函館の大学に進学しました。そして実際に国際協力を専攻しているなかで、やはり貧困度の高いアフリカや南米を自分の目で見てきたいなという思いが強くなってきました。
そんなころに、わたしの大学の先輩でピースボートに乗って帰って来た人がいることをFacebookで知りました。
「南米もアフリカも飛行機で行くのは大変だけど、船ならぐるっと一気に行けてめちゃいい!」と思ったので、大学の正面玄関でたまたまその先輩を見つけた時に声をかけ連絡先を交換し(笑)、後日ピースボートの説明会に一緒に行ってくれて、その日に南半球クルーズへの乗船を申し込みました。
寄港地の思い出
訪れた寄港地の中で、特に印象的だったのはタヒチとモザンビークです。
タヒチをはじめ、南太平洋の島々で生きる人たちは、自然に感謝し、自然とともに共生し、のんびりと心豊かに生きていました。畑をしたり木になっている果物を食べたりして、働かずとも作物を作りながら、仲間と川で遊び、音楽を奏でながら日々生きる姿は、今でもずっと私の胸に残っています。
そのおかげで船から降りた後に自給自足の暮らしを学んだり、畑をやったり、野草を覚えたり、味噌を毎年作るようになったりと、『生きる=働く・お金を稼ぐ』だけではないこと、思ったよりも多くのものを自分自身の手でつくりだせるということ、日々の「暮らし」にこそ本当の豊かさがつまっているんだということに気づけました。
また、モザンビークというアフリカの国での交流ツアーで出会った青年が「バンドをやるのが夢なんだ」と話してくれたので、ONE OK ROCKの曲の中で当時一番好きだったNobody’s home という曲を流しました。すると一緒に聞いていた青年の目に涙が浮かんできて、話を聞くと内戦で家族を失い、残された弟と自分が生きていくために学校に行かずに塗装のお仕事をしているんだと話してくれました。
それを聞いてわたしも泣けてきて、二人で目に涙を浮かべながら、そんなわたしたちを笑いあいながら、一緒に音楽を聞いていました。
どんなに生まれた国、肌の色、瞳の色、信じているもの、文化、バックグラウンドが違ったとしても、心は通じ合えるのだと、同じものに感動できるのだと、「なに人」の前にみな同じ、感情を持った「にんげん」なのだと強く実感できたことが、わたしにとって大きな思い出でした。
船内の思い出
船内では、地球大学という学びのプログラムや、旅をしながら記事を発信していくトラベラーズボートというプロジェクトに参加し、日々せわしなく楽しんでいました。
その中でも一番の思い出は、ウルグアイ。
私は、人間の本来在るべき姿や幸せなどを提唱している「世界一貧しい大統領」ことホセ・ムヒカ元ウルグアイ大統領がだいすきなので、ウルグアイに寄港した際には、ヒッチハイクをして絶対に会いに行こうと思っていました。
そしたらまさかの、急遽ムヒカさんのほうからピースボートの船に来てくれる!となったのです。
自分の目で本物のムヒカさんを見ることができて、船内で直接話を聞けただけでなく、帰り際に握手もしてもらえてとってもうれしかったです。
ムヒカさんは「Gracias, gracias(スペイン語で「ありがとう」)」と言いながら握手してくれてとってもやわらかい手をしていたことが忘れられないです。(ムヒカさんが大好きすぎて遠隔ツーショットも撮っちゃいました☆(笑))
地球一周してよかったこと
わたしはピースボートに乗船するまで、国際協力を学んできて、途上国のために何かをしよう!と思っていました。
けれど、いざ自分の目でたくさんの途上国を見て、途上国のひとたちと関わってみたら、そこに生きるひとたちはわたしよりも1日を大事に、しあわせそうに生きていました。
先進国が途上国になにか支援を、という考え方でいたけれど、本当に学ぶべきはわたしたち先進国に暮らす人々のほうだと思いました。
さらにわたしが「国際協力」というツールでなんとかしようと思っていた世界の格差は、根っこを辿ればわたしたち先進国の生活から始まっているものなんだと気が付き、自分の暮らしや生活を見つめ直すことができました。
わたしの人生観をまるごと180度変えてくれたピースボート、乗って本当に良かったと感じています。
「人生を変えたものはなんですか?」という問いにわたしは必ず「ピースボートに乗ったことです」と答えています。
あれから5年経った今の自分
どんなに時が経っても、船で世界を周り、世界中の人と出会い、船内で仲間たちと交流した記憶、感情はずっと色あせることなく、わたしの胸に残っています。あの100日間はかけがえのない日々だったのだと、時が経てば経つほどに、実感しています。
死ぬまでに必ず見に行くと決めていたウユニ塩湖を初めて自分の目で見れたときは、「生きていてよかった、地球に生まれてよかった」と心から思いました。
全人生、全生命を一瞬で肯定してくれるような絶景がこの世界にはたくさんあります。やっぱり世界は美しいし、やっぱり世界は素晴らしい、そのことをわたしは生命ある限り、この身で、この目で、この肌で、存分に味わいたいと思っているし、そんな願いを人間はみな、どこかに持っているんだと思います。
そんな誰かの願いをピースボートという手段で叶えるお手伝いをさせてもらえる尊さを忘れずに、これからスタッフとしてがんばっていこうと思います!
今週の6/9(木)井戸馬場会議の後にまゆゆ紹介イベントやります!
大学生~セブ0円留学~南半球一周~インド旅や自分の宿~現在までを
たくさんの写真とともに紹介する予定なので、ぜひピースボートセンターとうきょうに遊びにきてくださいね☆
皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!!
ピースボートセンターでは感染症対策を行い、来訪時は事前に予約連絡をお願いしております。
また、発熱・体調不良の方は来訪をご遠慮ください。
お越しの際は電話などでのご一報をお待ちしております📞
℡03-3362-6307
ピースボートセンターとうきょう