みなさん、こんばんは!みおさきです。
今日は映画の紹介をします。

私は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年初めて緊急事態宣言が発令された一か月の間に
毎日1本ずつ映画を観ていました。

その中でも特に衝撃を受けた映画があります。

ガザの美容室です。

あらすじ

この映画は、パレスチナ自治区のガザにある美容室を舞台に
紛争状態のなかでもたくましく生きる女性たちの物語です。

美容室に訪れたさまざまなバックグランドをもった女性たち。
なかには、出産間近の妊婦もいれば離婚調停中の主婦、結婚を控えた若い女性も。
日本に生きる私たちと変わりのない、いわゆる普通の女性たちが登場します。

一方、美容室の外からは男たちががやがやと言い争う声が聞こえてきます。
次第に銃砲の音も鳴り始め、紛争状態になっていきます。

不安を抱きながらも美容室での日常を変わらずに過ごそうとたわいもない会話を続ける女性たち。
しかし、だんだんと不安を隠せなくなり
マニュキアを塗る指が震えたり、たばこを吸う頻度が多くなったりと
1人のストレスがお互いに伝わり、不穏な雰囲気になっていき・・

私はこの映画を見るまで、戦争・紛争はどこか別の世界の話だと思っていました。

紛争のさなかの虐げられた状況の中でも、オシャレしたり、たわいない会話をしたり、
できるだけ日常を続けるというささやかな抵抗をしながら、
自分たちのそれぞれの人生を選択していく人たちが、
過酷な状況で同じ時代を生きていることがとても衝撃でした。
決して「別の世界の」「別の時代の」話ではないことを知りました。

 

そのガザでいま、おきていること

つい先日、イスラエル軍の空爆がパレスチナの中心都市 ガザ地区を襲ったという報道がありました。
しかもそれは連日にわたって続いています。
いったいなぜこのようなことが起きるのでしょうか?

今回の報道を受けてピースボートでは緊急イベントを行うことになりました。
国際政治学者で中東専門家の高橋和夫さんに解説していただき、
現地に暮らすパレスチナの方の生の声を聞く機会を設けました。

5/21【緊急開催】空爆下のガザの声、パレスチナはいま

 

ピースボートはこれまで、イスラエルとパレスチナの双方の若者に乗船してもらって議論・交流をしたり
フェアトレードを通じてパレスチナ難民の方々が少しでも安定した生活をできることを目指す『サナアプロジェクト』を行ったり
支援物資をガザの医療機関に届けたりと、深く関わりをもってきました。

ニュースで見るだけだと他人事としてとらえがちな世界の問題も
もっともっと身近に自分事として知っていく必要があると思っています。

5/21のイベントはオンラインでの開催のため、少しでも時間を見つけてぜひご参加ください。